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やる気が出ない一日を変える「心理学的な手法」 勉強して差をつけたい人に伝えたい

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  • 塚本 亮 ジーエルアカデミア 代表取締役、京都山城スポーツクラブ代表、同志社大学嘱託講師
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例えば、あと少しで終わりそうな仕事が残っていると無性に気になることがありませんか。あるいは友人などと話していて「あー、それはたいしたことじゃないから、気にしないで」などと意味ありげに切り上げられると妙に気になります。このように人は中途半端なものが気になるのです。

つまり、勉強中に「キリのよさ」より時間厳守を優先するのは、あえて中途半端に終わらせて「気になって仕方がない」という状況を作ることでもあるのです。ですから勉強の中途半端は悪いことではありません。

「なんか中途半端で嫌だ」という気持ちを生かす

問題集の問題があと1問だけ残っている、長文読解の長文が読みかけ、解説を半分までしか理解していない……、どれもOKなのです。「あー、なんか中途半端で嫌だ」という気持ちが、次のやる気につながります。

また、私はこの「ザイガルニック効果」を全力を出し切らずに、あえて「余力を残してやめる」という方法で応用する場合もあります。

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私はこの方法を原稿を書くときに使うのですが、例えば全力を出し切って、「よし、書き切った! 力を出し尽くしたからもうこれ以上書けない。もう書くネタはない」と思うほどに書いてしまうと、息が切れてしまい翌日のモチベーションが下がります。「昨日、書きたいことは全部書いてしまったからな」と次の日に思ってしまうこともあります。

そこであえて、「もう少し書きたいことがあるけれど、今日はやめよう」と中途半端なところで終わらせます。すると自然と「早く続きが書きたい」と思うようになり、翌日のスタートダッシュが快適に切れるのです。 またスポーツジムの筋トレでも同じような応用をするときがあります。

筋トレをする前に、「今日は30分でこれとこれをやろう」と時間と筋トレのメニューを決めます。このときのポイントは時間制限を設けることと、筋トレメニューの内容をその時間内に終わるかどうかというギリギリの量にすること。

ギリギリの時間設定なので、集中して取り組むことができます。しかしやはり時間内には終わらず中途半端になりますが、それが「また次回やりたい」という気持ちにつながるのです。

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