東京の癒し!今おトクな「都内ホテル」はココだ 生き残りをかけたプランを徹底比較する

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ちょっとハードルが高いが、ホテルニューオータニの都民還元キャンペーン「STAY TOKYO + EAT TOKYO」では、6連泊以上プラン「TOKYOCATION(トーキョーケーション)」を利用すると1日3000円のミールクーポンが付いてくる。

ちなみにガーデンタワーデラックスルームで6泊1室 14万9400円(税、サービス料込み)というから1泊に割れば2万4900円、3人まで利用できるというので1人8300円と考えれば手が届きそうな気もしてくるが……(もう少しお手頃価格のスタンダードルームプランもあり)。

ミールクーポン3000円は館内の対象飲食店などで使えるが、毎日「紀尾井 なだ万」や「久兵衛」ばかり行くわけにもいかないので、やはり懐に余裕がある人向きだろう。

こうしてみると、クーポンや施設利用券がサービスの特典の目玉だが、これは当日の宿泊費には充当できない決まりだ。次回また泊まりに来てもらうか、館内あるいはグループ内の飲食店で使ってもらうために配るのだ。富裕層インバウンドは当分あてにできず、企業の接待需要も消えた今、関連の飲食店もぜひ利用してほしいとの気持ちがひしひしと伝わってくる。

庶民にはありがたいレジャー券付きプラン

ほかにも都民向けをうたっているホテルプランはあるが、個人的に注目したのは東京ドームホテルの「都心で安心ステイプラン」(9月30日まで)だ。宿泊と夕食(ビュッフェもしくはコース料理)に加え、遊園地のワンデーパスポート(東京ドームシティ アトラクションズ ワンデーパスポート)もしくはスパ ラクーア入館券のいずれかを選ぶことができる。

料金はビュッフェプランが1万3330円~、コースプランが1万5330円~(1人当たり料金。室料・夕食・朝食・サービス料・消費税込み。価格は部屋と利用人数による)。ちなみに、ビュッフェプランの場合だと、ワンデーパスポート正規料金が大人4200円、ディナービュッフェが大人4950円だから、それを差し引くと4180円で宿泊できる計算(トリプルルーム3名利用の場合)で、かなりお買い得ではないかと感じた。

それからもう1つ。これは都民向けではないが同ホテルの「1日1組限定・憧れのドレスでセルフィー&ステイ!体験型フォトジェニックプラン」(平日限定。朝食付き)がユニークだ。

ウェディングドレスまたはカラードレスを1着レンタルでき、ホテル内のチャペルやパティオなどで自由に撮影ができる。価格は1泊朝食付き2万1590円~(ツインの場合)。

コロナで結婚式や披露宴が延期される中で、もともと保有しているドレスやチャペル設備を利活用できるうえ、SNSにアップしてもらえば集客にもつながる。また、結婚式場の下見としても使ってもらえるかもしれない――そんな狙いもあるとすれば、なかなかのアイデアではないか。

コロナ受難時代に各ホテルが知恵を絞り、生き延びようとする一念が「都民限定プラン」から垣間見える。Go Toの東京除外解除まで何とか耐え忍んでほしいと願うばかりだ。

※都民限定プランの利用には住所を証明するものの提示が必要
※各プランはGo Toトラベル事業の東京除外解除で終了となる場合あり
松崎 のり子 消費経済ジャーナリスト

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まつざき のりこ / Noriko Matsuzaki

20年以上にわたり『レタスクラブ』『レタスクラブお金の本』『マネープラス』などのマネー記事を取材・編集。家電は買ったことがなく(すべて誕生日にプレゼントしてもらう)、食卓はつねに白いものメイン(モヤシ、ちくわなど)。「貯めるのが好きなわけではない、使うのが嫌いなだけ」というモットーも手伝い、5年間で1000万円の貯蓄をラクラク達成。「節約愛好家 激★やす子」のペンネームで節約アイデアも研究・紹介している。著書に『お金の常識が変わる 貯まる技術』(総合法令出版)、『「3足1000円」の靴下を買う人は一生お金が貯まらない』(講談社)、『定年後でもちゃっかり増えるお金術』(講談社)。
【消費経済リサーチルーム】

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