コロナ後に淘汰されやすい人のヤバい行動7つ 今の習慣や行動が仕事に悪影響を及ぼす訳

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そもそも、私たちは知らない間に教え込まれた価値観に縛られて生きています。だからこそ、これまでの「当たり前」や「常識」と考えられてきたものに対して「本当にそうだろうか」という疑問を持たない状態は非常に危険であるといえるでしょう。

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コロナによる社会的な大きい動きの中で、新しいやり方が模索され始めています。今までのやり方がこれまでどおり正しいということはなく、常識や固定観念で凝り固まった頭のままでは、大きな変化の中に埋没してしまいます。あなたの行動はいかがだったでしょうか。

私自身も今のこの大転換において「置いていかれるのではないか」という焦燥感はすごくあります。ただそれと同時に、「ものすごい大きなチャンスなのでは」という期待も膨らんでいます。なぜなら、この瞬間こそ、自分も大きく変わり、成長するチャンスだからです。

時代はつねに流動的ですが、これほど流れの速い時代はこれまで類を見なかったもののように思います。だからこそ今の現状がベストなのかを考え続け、不必要なものは即座に捨てる、ということが大切なのです。それは考え方や習慣、人間関係にも当てはまることです。

起死回生の最強行動指針は「捨てる」

私はかつて不良でした。昭和、平成の価値観の中で「なぜ人に言われたとおりにしなければいけないのだろう」「本当に先生の言うことは正しいのか」とつねに疑ってきたように思います。

『捨てる。だからずば抜ける。 常識や固定観念に左右されないための47のこと』(書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします)

そのことで今の自分にとって本当に大切なものは何かを選び取り、不要なものを捨て去ることができ、本当にやりたいことを達成できたのだと思っています。だからこそ、重要なことは、つねに自分の現状を疑い、余計なものを捨てるということです。

あなたの身の回りにある「不要なもの」はなんでしょうか。「一般常識」「固定観念」「古い慣習」「思い込みや偏見」「我慢していること」「嫌なこと」「重荷となる人間関係」……など、いろいろあると思います。

これらの羅列に何かを感じているとすれば、それは次の時代に進もうと感じているあなたからのサインです。

ぜひ何が必要で何が不必要化をしっかりと見極め、選択し、捨て去りましょう。そうすることで本当に大切なもの、本当にやりたいことだけが自分の中に残るはずです。混沌とするこれからでも、自分自身を見失わないためにできる第1歩目を踏み出し、新しい未来を今から創り出しましょう。

塚本 亮 ジーエルアカデミア 代表取締役、京都山城スポーツクラブ代表、同志社大学嘱託講師

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つかもと りょう / Ryo Tsukamoto

1984年京都生まれ。高校時代、偏差値30台、退学寸前の問題児から一念発起し、同志社大学に現役合格。卒業後、ケンブリッジ大学大学院で心理学を学び、修士課程修了。

帰国後、京都にてグローバルリーダー育成を専門とした「ジーエルアカデミア」を設立。

心理学に基づいた指導法が注目され、国内外の教育機関や企業、トップアスリートなどから指導依頼が殺到。これまでのべ6000人に対して、世界に通用する人材の育成・指導を行っている。主な書籍として26万部突破のベストセラー『「すぐやる人」と「やれない人」の習慣』などがある。

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