日経平均629円安、来週も厳しい展開が継続か

チャートは完全に下放れ、本格的調整局面へ

7月31日、東京株式市場で日経平均は6日続落した。2018年10月都内で撮影(2020年 ロイター//Issei Kato)

[東京 31日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は6日続落した。外為市場でドル/円が104円台前半まで円高に振れたことが嫌気され、輸出関連株を中心に売りが先行した。前日に低調な企業決算を発表した銘柄の売りも目立ち、アドバンテスト<6857.T>はストップ安となった。ランチタイムには、きょうの東京都内での新型コロナウイルス感染者数が過去最多の400人超の見通しと報じられると日経平均は一段安となり、終日下げ幅を拡大する展開となった。日足チャートは完全に下放れのパターンとなり、本格的な調整局面の様相を強くしている。

個別ではアドバンテスト<6857.T>がストップ安比例配分となった。前日の決算発表で、これまで未定としていた2021年3月期通期の予想について、営業利益を450億円(前年比23.3%減)としたことが嫌気された。これまで半導体関連株として好業績が期待されていたため、失望売りを誘う格好となった。

TOPIXは4日続落。東証33業種では、全業種が値下がり。ゴム製品、海運業、鉱業、パルプ・紙業、鉄鋼、金属製品などが値下がり率上位となった。

東証1部の騰落数は、値上がりが134銘柄、値下がりが2032銘柄、変わらずが7銘柄だった。

市場では「日経平均の指数自体、コロナ急落からの回復ペースが速かった。GAFA(アルファベット<GOOGL.O>、アップル<AAPL.O>、フェイスブック<FB.O>、アマゾン・ドットコム<AMZN.O>)のような明確なけん引役がない中、日経平均が米ナスダック総合に近いような波形で戻してきたのには違和感もあり、その調整が来ているという印象だ」(第一生命経済研究所の主任エコノミスト、藤代宏一氏)との声が聞かれた。

「米株先物はプラス圏での推移となったものの、日本株の下支え要因とはならず、円高が嫌気されて幅広い銘柄が売られた。米国株との違いとして、日本株は世界経済の影響を受けやすい銘柄が多い。一部では決算を材料視した物色が見られるものの、全体としての風の流れは向かい風。来週も厳しい値動きとなるのではないか」(SMBC信託銀行 シニアマーケットアナリスト 山口真弘氏)との見方も聞かれた。

 

 

日経平均<.N225>

終値      21710.00-629.23

寄り付き    22267.59

安値/高値   21710.00─22295.05

 

TOPIX<.TOPX>

終値       1496.06 -43.41

寄り付き     1531.82

安値/高値    1496.06─1533.45

 

東証出来高(万株) 167899

東証売買代金(億円) 27815.25

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