温室効果ガス25%削減に挑む--東芝が挑戦する“クリーンルーム大作戦”
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東芝は、温室効果ガス総排出量を1990年度から約半分に減らすことに成功している。
90年当時、東芝の温室効果ガス排出の7割以上は、半導体製造などで使われていたSF6(六フッ化硫黄)などCO2以外の温室効果ガスが占めていた。95年以降、これらの回収・再利用を進めたことで、温室効果ガス全体の排出量は大きく減った。
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しかし、エネルギー起源CO2に限れば、90年以降も排出量の拡大が続いている。さらにこの先も事業拡大や工場新設を予定しているため、温室効果ガス排出量は再び増加傾向にある。
このため東芝は、事業拡大を前提としながらも温室効果ガス排出量の増加を2012年度までにとどめ、そこから減少させる方針を打ち出した。25年度には12年度比10%で削減を目指している。「カギを握るのは、半導体を中心にした電子デバイス事業でのCO2削減だ」と、東芝の環境推進部・実平喜好部長は明言する。
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