長瀬智也退所、TOKIO法人化に得心しかない理由 悲しさや驚きよりも感動が上回るコメント
ジャニーズ事務所は長瀬さんの今後について、「裏方としてゼロから新しい仕事の形を創り上げていく」と公表していましたが、これほど事務所やグループへの感謝や愛情を伝えておけば、いつの日かTOKIOのメンバーやジャニーズ事務所のタレントと仕事をすることになったとしても異論は出ないでしょう。
現在の長瀬さんにその気はないかもしれませんが、その可能性をしっかり残した退社の仕方だったのです。これはビジネスパーソンも同じで、たとえ別の業界に転身するとしても、退社するときは会社や上司・同僚などへの感謝や愛情をはっきりと伝えて、すべての可能性を残しておくべきでしょう。
ブランドを守りダメージを防ぐ法人化
一方、TOKIOに残る3人は、ジャニーズ事務所以上に長瀬さんの意志を尊重する言葉をストレートに表現しました。
城島さんは「温かく彼の意思を尊重しつつ、『来年3月いっぱいまで4人で頑張っていこう。前向きな形で送り出してあげよう』ということ」、松岡さんは「数年前から自分の考えている音楽をわれわれに説明してくれて、やりたい方向性を少しずつ僕らに出してくれていた」、国分さんは「彼が今まで経験したことをどうやって表現していくのか楽しみ」とコメント。
さらに国分さんは「この年齢になると、どんな会社でもセカンドステージで独立する人がいるのは普通」、松岡さんは「これで終わりではないので、言い方は悪いですけど1つの通過点」とすら語っていました。大事な仲間であり、認めているからこそ、何を考えているのかわかるし、尊重したいという気持ちなのでしょう。「人生を点ではなく線でとらえて、長いつき合いをしていく」という包容力を感じさせるとともに、彼らの決して揺るがない絆が見えた気がしました。
その包容力や絆はTOKIOに対しても同様。法人化することについて国分さんは、「(TOKIOという)やっぱり屋号を守りたい」「屋号はジャニーズ事務所が持っていますし独立している人たちも多くいるけど、そこじゃないチャレンジもあっていい」と明言しました。
しかもそのチャレンジは、「これまでいろいろ作ってきた」という活動内容をベースにしたものであり、多くの人々が「ザ!鉄腕!DASH!!」(日本テレビ系)で見てきたものに似ています。活動の流れに沿った会社設立は説得力十分であり、これ以上ないファンサービスとなるでしょう。ビジネスとして見ても、顧客に対する効果的なフォローであり、ブランドイメージを守りダメージを最小限に留めるものでした。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら