長瀬智也退所、TOKIO法人化に得心しかない理由 悲しさや驚きよりも感動が上回るコメント

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また、株式会社TOKIOには「ジャニー(喜多川さん)が命名したTOKIOという看板は今後も背負った形で、グループと個人の仕事を今まで以上に自由度高く、新しい仕事に積極的に挑んでいきます」、長瀬さんには「少年時代にジャニーから教えられた“人の個性を大切にする”という考え方のもと、長年にわたって培ってきた表現者としてのクリエイティビティーを活かし、他事務所に属することなく、裏方としてゼロから新しい仕事の形を創り上げていくことになりました」と詳細を説明。グループの形が変わっても、メンバーが昨年7月に亡くなったジャニー喜多川前社長の思いを引き継いでいくことを明確に示しました。

変わらないグループ愛を示した長瀬

長瀬さん自身も、「30年間お世話になり育てて頂いたジャニーズ事務所には、感謝の言葉よりも気持ちの詰まった作品でお返ししたいという想いでなんとかやって来た30年間でした。色々な方々に支えられながら、自分らしく僕のような人間がこんなに輝かしい場所で自由に表現させて頂けたことに心より感謝しています」とジャニーズ事務所や関係者への謝意を表明。自らの意思で退所することへの義理をしっかり通したのです。これを真っ先に書くことで、礼儀正しい人柄とともに「立つ鳥跡を濁さず」の印象を与えました。

さらに、「僕は今、これで終わりだと肩を落とすよりも、よく此処までやって来れたなとメンバー全員を讃えます」「最高のメンバーと幾つもの作品を共に作っていく中で自分達にしか出来ないモノを見つけることが出来たような気がします」「応援してくださった皆さんのおかげで26年間成長することが出来て、その間に生まれた沢山の作品はこれからもずっと僕らの宝物です」とTOKIOとしての達成感を示すフレーズを重ねました。これは正直な気持ちであるとともに、ファンに対するメッセージとも言えるでしょう。「このくらいでいいかな」と決めつけずに言葉を尽くそうという姿勢は誠実な人柄そのものです。

そのうえで「事務所のスタッフやメンバーと何年も話し合いを重ねた結果、今日のご報告となりました」「また何処かでお会い出来たら、僕のやりたかった事をわかって頂けるよう邁進するだけです」と決意の固さを表明。最後は「これからもTOKIOは存続します。皆様の変わらぬ応援を勝手ながらよろしくお願いします」と離れても変わらないグループ愛を漂わせつつコメントを締めくくりました。

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