豊肥線はこの区間を含む肥後大津―阿蘇間27.3kmが現在まで不通となった。赤水駅付近では試運転中の列車も脱線、搬出するまで半年近くがかかった。
復旧に当たっては、まず2次災害を防ぐため、国や熊本県が山の数百m上から崩れた斜面を修復・補強。その後にJRが線路の復旧にとりかかるという、地震による被災ならではの気が遠くなるような工程を要した。
立野駅が復旧の拠点に
立野駅のホームはもともと約120mの乗降場だったが、現在の編成の長さに合わせて約90mの長さで復旧。工事は比較的早期の2018年に完了した。JR九州は「周辺の道路が狭いため、立野駅を先に復旧させて同駅を拠点にレールなどの工事資材を運搬した」と説明する。
肥後大津―阿蘇間が運休となっている間、熊本駅でも動きがあった。2018年春、主に豊肥線の列車が発着していた地上の0番線が廃止され、すべて高架ホームとなった。同時に高架下商業施設「肥後よかモン市場」がオープン。さらに2021年春に「アミュプラザくまもと」が開業することが決まっている。
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【熊本に「あそぼーい!」が帰ってくる】
