名ばかり大学生 日本型教育制度の終焉 河本敏浩著

名ばかり大学生 日本型教育制度の終焉 河本敏浩著

中学レベルの英語や数学がわからなくとも今の日本では大学生になることができる。もちろん勉強をしない高校生は世界中にいるし、勉強せずに大学に入れる国も多いが、大学に入ってからも勉強せずに基礎学力すら欠いたままで卒業できるのは日本ぐらい。

なぜこうした「名ばかり大学生」が増加したのか。

それは勉強を進路選択から切り離し、単に受験の成果のみに結びつけてしまった日本型教育制度に原因があると、予備校講師の傍ら教育コンサルタントとして、高校生の学力低下問題に取り組む著者はいう。

小手先の小・中・高校改革に警鐘を鳴らし、問題は学力論ではなく大学論にあり、そのシステムや選抜試験のあり方こそ見直すべきと提言する。

光文社新書 777円

  

ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • コロナショックの大波紋
  • 仲人はミタ-婚活現場からのリアルボイス-
  • ルポ「ホームレス」
  • インフレが日本を救う
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
「賃料補助」は焼け石に水<br>飲食店を追い込む“遅い政治”

多くの飲食店経営者が自粛要請に応じています。政治に求められるのは救済プランの素早い策定ですが、与野党案が固まったのは5月8日。せめて第1次補正予算に盛り込まれていれば――。永田町の主導権争いが、立場の弱い人たちを苦しめています。