駅で見かけるレンタル傘「アイカサ」って何だ?

1日たった70円、ビニール傘はもういらない?

傘は開閉が非常にスムーズで、スルッと開く感触が気持ちよい。

傘を選んで引き出す。手前の爪がロックになっている(筆者撮影)

コロナの影響で、他人が触れたものを使うことに対して多少抵抗があったが、スポットによってはアルコールジェルが置いてあった。私はいつもアルコール除菌ウェットシートを持ち歩いているので、借りる際はそれで取っ手を拭いた。

傘の柄は男性も女性も使えるような色とデザインで、使う人を選ばない。軽くて持ちやすく頑丈で、この日は強風だったが、傘がひっくり返って「おちょこ」のような形になることもなかった。

池袋駅で傘を返してから、ふと、椎名町にオープンした「トキワ荘マンガミュージアム」を見てみたくなった。もう一度、傘を借りようとしたが、アイカサは椎名町駅にもあった。つまり、電車には手ぶらで乗れるのだ。

西武鉄道では、アイカサのスポットは、西武池袋線の池袋から飯能まで、西武新宿線は新宿から本川越まで各駅に設置されている。

「西武鉄道の特徴として、沿線にある一部大学にも設置してあり、大学と大学最寄り駅の間で利用されるというケースもみられます」(西武鉄道広報)

駅で乗り降りする際にアイカサの傘立てに立ち寄れば、車内で濡れた傘のやり場に困ることもない。ちなみに傘は、何度でも借りたり返したり、ができる。

椎名町の駅は改札内にアイカサが。再び傘を借り、裏通りを歩き出す。トキワ荘についての説明は割愛するが、椎名町には、途中途中にトキワ荘に関連する見どころがたくさんある。ぜひ駅で散策マップをもらって歩いてみてほしい。

ちなみに小池さんのラーメンで有名な松葉には、私のサインも飾られている。藤子不二雄先生に憧れて漫画家になった私にとって、これがどんなにうれしいことか。松葉は、ラーメンだけでなく、チャーハンも大変おいしい。

うまく使えば「時短」になる

東長崎駅まで歩き、同じく駅構内に設置されていたスポットで傘を返す。今度は新宿駅に行ってみた。

西武新宿駅正面口に設置されたアイカサ(筆者撮影)

西武新宿駅とJR線・小田急線・京王線の新宿駅の乗り場までは少し距離がある。この乗り換え時だけでも、アイカサを使えば大変便利なのではないだろうか。現在、JR新宿駅にはアイカサは設置されていないので、西武新宿線から小田急線に乗り換える、と想定して歩いてみる。

西武新宿駅正面口で傘を借り、小田急新宿駅の西口地上1階の小田急トラベルラック横に返すまで、時間を計ると約10分だった。西武新宿駅からJR新宿駅東口に行くのは9分。そこからもうすぐできる東西自由通路を通って小田急側まで行くより、地上から傘をさして直接西口に回ったほうが時短となる。

新宿は丸井などの店舗入口にもアイカサスポットが多くあり、雨の日の買い物に店入り口までちょっと使う、といった使い方もできる。そう考えると、かなり自由度が高い。

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