三菱自の今期営業益予想は1350億円 中期計画目標を、前倒し達成へ

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 4月24日、三菱自動車工業は2015年3月期の連結営業利益が前期比9.4%増の1350億円になる見通しと発表した。2013年11月撮影(2014年 ロイター/Issei Kato)

[東京 24日 ロイター] - 三菱自動車工業<7211.T>は24日、2015年3月期の連結営業利益が前期比9.4%増の1350億円になる見通しと発表した。アジアを中心とした販売台数の増加が寄与する。

会見した益子修社長は、17年3月期を最終年度とした中期経営計画の営業利益目標1350億円の達成を「2年前倒しで目指す」と述べ、中計について「適切な時期に見直す」との考えを示した。

トムソン・ロイターのスターマイン調査がまとめたアナリスト4人の営業利益の予測平均値は1313億円となっており、会社予想はこれを上回っている。

今期の売上高は同9.9%増の2兆3000億円、純利益は同5.1%増の1100億円をそれぞれ見込む。

今期の世界販売台数は同13%増の118万2000台を見込む。主力市場の東南アジアでピックアップトラックの新型「トライトン」を今秋に投入する。タイでは同19.4%増の10万1500台、インドネシアでは同9.3%増の10万1700台の販売を計画する。

赤字の北米市場については、多めのインセンティブ(販売奨励金)をコントロールすることなどで「トントンから上を目指したい」(益子社長)としている。

同日発表した14年3月期の連結決算によると、営業利益は前の期に比べ83.2%増の1234億円だった。政情不安が長引くタイの販売は落ち込んだが、新車効果や円安が貢献した。特に国内では消費増税前の駆け込み需要もあって軽自動車の販売が伸びた。

前期の世界販売台数は同6%増の104万6000台だった。国内軽自動車は同25.8%増の9万1326台、インドネシアは同7.3%増の9万3000台だった。一方、タイは同40%減の8万5000台だった。

 *内容を追加して再送します。

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