生活保障 排除しない社会へ 宮本太郎著

生活保障 排除しない社会へ 宮本太郎著

社会保障制度の破綻、不安定な雇用、格差の広がりなど、いま多くの人が生活に何らかの不安を抱えている。こうした現状を分析し、この状態からいかに脱却するかを模索したのが本書である。

政治学者である著者が説くのが「生活保障」という考え方で、社会保障と雇用が連携し経済の発展と結び付けて実現される包括的なシステムのことである。特に就労および積極的な求職活動を社会保障給付の条件とする北欧の国々が提唱する「アクティベーション」という考え方を重視。

併せて、家族、職場、あるいはご近所といったコミュニティが希薄になりつつあるなか、人々が社会とつながる「生きる場」をどのように提供していくかなども論じる。

岩波新書 840円

  

ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
  • ポストコロナのメガ地経学ーパワー・バランス/世界秩序/文明
  • 最新の週刊東洋経済
  • ブックス・レビュー
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
中国を知り尽くす異能の外交<br>官 垂秀夫 新中国大使

中国に幅広い人脈を持ち、アグレッシブな仕事ぶりで知られてきた垂秀夫・在中国大使。世界情勢が激動する中で国力差が開く日中関係をどう舵取りするのでしょうか。中国が最も恐れる男が日中関係のリアリズムを語ります。

東洋経済education×ICT