地方創生は難しいと思う人に知ってほしい知識 各種テクノロジーが都市部との差を埋めていく

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わけまろくんの答えは次のとおり。

「和気町には、移住情報パンフレット『WAKEIKU(ワケイク)』があります。

ワケイク移住支援策に加え、町の教育や子育て施策等の情報が紹介されています。

詳しくはこちらをご覧ください。

https://www.town.wake.lg.jp/wakesum/」

次に、少々意地悪く、「移住者の失敗談を聞きたい」と質問すると、「すみません、勉強不足でその質問にはまだお答えできません」と返答があった。

うまく答えられないこともあるようだが、今後、訪問者とのやり取りが増え、データが蓄積されていけば、わけまろくんもその分学習して、適切に回答できる割合が徐々に増えていくと予想される。

バーチャルワールドで地方のエンタメ力強化

エンターテインメントの世界も、デジタルテクノロジーによって大きく変化してきている。以前、地方での生活の魅力について議論していた際に、「自然との触れ合いなど地方ならではのすばらしい体験はあるものの、やはり最先端の文化的体験やエンターテインメント体験は、大都会に行かないと十分にエンジョイできないのではないか」というコメントをいただいたことがある。

確かに、国内外の有名演奏家のコンサートや、サーカス、ミュージカル、プロ野球やサッカーの日本代表の試合観戦といったものは、大都市どころか、一部の洗練された施設でしか得ることのできない貴重な体験だ。

しかし一方で、必ずしも大都市や人の集まるところに行かなくても、類似の体験を味わえる技術が出始めているのも事実だ。その一例として、ズイフト(Zwift)が提供しているサービスを紹介しよう。

ズイフトは、リアル世界のフィットネスとバーチャル世界のゲームの要素を融合させたサイクリングゲームを提供しており、全世界で人気を集めている。自宅にいながら、ロンドン中心街のルート、2015年世界選手権コースとなったバージニア州リッチモンド、ワトピアと呼ばれるバーチャルワールドを、アバターを使って探検することができるのだ。

ズイフトでは、自分が普段使っている自転車をローラー台にセットしてサイクリングを楽しむ。センサー機能を使って坂の勾配や空気抵抗など細かい環境が負荷として反映されるため、実際の走行にかなり近い体感が得られるという。

こうしたリモートで行うエンターテインメント関連サービスも、5G技術の実用化やxR技術の進化に伴ってさらに多様な分野に展開され、臨場感あふれるハイクオリティーの体験へと進化を遂げていくだろう。

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