英ヴァージン航空CEO、コロナの影響「壊滅的」 3150人削減、発着空港も集約でキャッシュ確保

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英ヴァージン・アトランティック航空は5日、従業員3150人を削減すると発表した。ロンドンのヒースロー空港で撮影(2020年 ロイター/TOBY MELVILLE)

[ロンドン 5日 ロイター] - 英ヴァージン・アトランティック航空は5日、従業員3150人を削減すると発表した。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)による業績への打撃を食い止めるため、コスト削減に踏み切る。

ヴァージンのワイス最高経営責任者(CEO)は「36年前の就航以来、多くの嵐を切り抜けてきたが、今回の新型コロナほど壊滅的ではなかった。コストを削減してキャッシュを確保し、可能な限り雇用を守るために一段の行動が必要な時だ」とし、需要に応じたリストラを通じ2021年に黒字を回復することが極めて重要と強調した。

さらに、ロンドン・ガトウィック空港での発着を停止し、ヒースロー空港に集約する方針を示した。

ヴァージンは同社の創業者で富豪のリチャード・ブランソン氏が51%を保有し、米デルタ航空<DAL.N>が49%出資する。

インターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)<ICAG.L>も先週、傘下の英航空大手ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)が最大1万2000人分の雇用を削減する可能性があると明らかにしている。

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