「学校休んでいいよ」は苦しむ子の救いになるか 不登校の子どもたちの偽らざる本音

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吐き気さえも
報道番組やドキュメント番組は、はじめは中川翔子さんや『不登校新聞』の石井編集長など、「知ってる人が出る!」と思って番組をチェックしていました。
でも、見ているうちに自分の不登校時代のことを鮮明に思い出して、つらい気持ちになり、ときには吐き気さえもよおすような状態になってしまって、それ以来見るのを避けています。
個人的には、元不登校の有名人の言葉は昔からまったくなんの力にもならないと感じています。だって私とその人では住むステージがちがいすぎているから。
そんな人に「大丈夫」言われても、説得力がありません。これから9月1日付近はテレビ・新聞・ラジオなどから離れようと思ってます。
(Y・Y ・33歳)

 

その後の人生
うれしかったことは、「私以外にも悩んでる人はいる」ということが知られること。それから著名人が不登校を肯定する発言をすると、親が静かになることです。
しかし他方で、有名人や、不登校を経て前向きに生きている人の発言を聞いてつらくなることがありました。
私はいまだ自分の不登校や、今の生き方を肯定的に捉えることができません。前向きな発言を聞くと、「じゃあ私の、不登校がきっかけで後ろ向きになってしまった人生はどうしてくれるの?」と孤立した気持ちになってしまうのです。
たぶん、私の苦しみは「不登校その後の人生が描けない」ということから来るのです。
だから、ただ「大丈夫だよ」と言うのではなく、不登校後の人生を描いてくれたり、「その後」にいっしょに付き合ってくれる人を求めていたんだと思います。
報道で不登校をあつかうときは、「不登校の苦しみから少しでも楽にしてあげたい」ということを、報道をあつかう側がしっかり思うこと、またそう思っている人はたくさんいるんだよ、ということをしっかり伝えることが大事なんだと思います。
(航平・28歳)

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また、不登校、いじめ、ひきこもりに関するニュース、学校外の居場所情報、相談先となる親の会情報、識者・文化人のインタビューなども掲載されています。紙面はすべて「親はどう支えればいいの?」という疑問点から出発していると言えます。

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