コロナで学会中止、大学院生に募る将来の不安 教授から指導を受けられなくなった学生も
また、中には教授に指導を受けられなくなったり、大学に来るよう言われたりするなど「レッドゾーン」になっている研究室もあるという。
アンケートには、つぎのような声が寄せられている。
教授から指導を受けられない学生もいる
「教授がコロナの話ばかりで、論文指導をしてもらえなくなった」
「研究のメインである遺伝解析を行えるほどのスペックがあるPCは、外部からのアクセスが禁止されているのでリモートワークができず、結局大学に行かざるをえない。また、植物の世話があるため誰かは来なければならない」
「感染が拡大し始めたセブ島に卒業旅行に行った学生を帰国翌日から研究室に迎え入れる」
「2月中に大学の隣でコロナ患者が発生したにも関わらず、(教授が)未だに『大学が封鎖されるか電車が止まるまでは研究室を封鎖しない』と公言」
「土曜日に外出自粛要請がかかっているため、学生には外出したくないという気持ちが充満しているものの、言い出せる雰囲気はない」
教授に頼まれれば、断ることができない院生も多い。院生の健康を守ることも必要だ。研究室のあり方も問われている。
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