「土足で他人の領域入る」職場の人への対応策 自己肯定感がなく生きづらい人の働き方改革
研修医時代の近親者の自死をきっかけにライフワークとしてメンタルヘルスに取り組み、数多くの「生きづらさ」を抱えた人と接してきた秋葉原saveクリニック院長の鈴木裕介氏。
著書に職場で人間関係を改善する方法や自分らしく生きるコツ、他人のルールに縛られずに生きる方法をまとめた『NOを言える人になる 他人のルールに縛られず、自分のルールで生きる方法』がある。鈴木氏に自己肯定感が持てない人の働き方について話を聞いた。
もやもやする職場での人間関係…
普段、クリニックで診察をしていると、普通に生活をしているように見えても、心の奥に深刻な生きづらさを抱えながら、それを隠してギリギリで生きている人が相当数いるのだろうと強く感じている。
次の項目が当てはまる人、自分で自分を責める「自責傾向」の人は、ちょっと注意が必要だ。自己肯定感が持てないという人にも多いかもしれない。
●上司の言うことを無条件で受け入れてしまう
●自分が我慢すればいい、と思う
●周囲の期待に応えられないのがつらい
●人からネガティブな評価を下されると、自分でも「自分はダメな人間だ」と思ってしまう
●無茶な要求や不公平な頼まれごとも、対抗できず受け入れてしまう
●なんでも自分が悪いと思う。自分を責める傾向が強い
●自分が我慢すればいい、と思う
●周囲の期待に応えられないのがつらい
●人からネガティブな評価を下されると、自分でも「自分はダメな人間だ」と思ってしまう
●無茶な要求や不公平な頼まれごとも、対抗できず受け入れてしまう
●なんでも自分が悪いと思う。自分を責める傾向が強い
こういう感情を自覚しているとしたら、すぐにでも「働き方改革」が必要だ。職場での人間関係や環境、ルールを1度きちんと見直し、自分にとってよい「働き方」について考えてみよう。
無理を重ねる中で、気がつくと「心身ともに瀕死」なんてことになりかねないし、たいていの人は「知らず知らずのうちにダメージを受けていた」ことに気がついていないし、「職場から離れてみてものすごく無理をしていたことがわかった」「休職して初めて、職場で強い精神的ダメージを受けていたことがわかった」という人は本当に多い。
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