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“ハリボテ”人間はリーダーにはなれない 「建前上の自分」で生きていくのには、限界がある 

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ほかにも、戦争で部下を亡くした人、結婚直前に婚約破棄された人、会社をクビになった人、幼い兄弟を亡くした人など、クラスメートは自分の人生の試練を語り合った。

人生におけるつらい試練は、その人を形作る。どんなに隠しても完全に闇に葬り去ることはできない。そうである以上、受け入れて自分の血肉に変えるほうがいいこともある。

HBSの学生たちは、授業の中で半ば強制的に人生の試練を思い出すことで、そこから何を学び、どのようなリーダーになりたいかを考えさせられる。

“ハリボテ”では伝わらない

僕にとって、ビジネススクールでこのような教育がされていることは、かなり衝撃的だった。ビジネスの世界では、つねにイメージやセルフブランディングといった“外面を整える”ことが大切にされ、そのためのさまざまなテクニックを学ぶ。特に欧米ではその傾向が強く、若いうちから自分のアピールポイントを認識し、自分の市場価値を上げることに、ときに躍起になっている。

ところが、そんな“ハリボテ”の人が、人を率いるリーダーになれるか。戦争では部下の命を預かり、ビジネスでは社員とその家族の生活を預かり、政治では国民の幸せを預かる。そういうリーダーがどうあるべきか。きっと求められているのは、偽善やリップサービスといった軽々しいものではなく、全身からしみ出るような人間性だ。

世界中でリーダーシップ論がはやっているが、本質的なリーダー論ではないことも多いように思う。知識やスキルといったテクニカルな部分は、学びと経験で身に付けることができるが、リーダーシップは誰かに教えられるものでなく、一生かけて自分から体得していくもの、と感じる。あなたが真のリーダー的存在を目指すとしたら、どんなリーダーになれそうだろうか?
 

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