5G時代スタートも、乏しい通信大手の「差別化」 3社とも料金プラン出すが、決定打に欠ける
このように3社の5G最大容量ベースプランの料金水準はキャンペーン込みで7000円台半ばとなった。各社とも3月25〜27日にサービス提供を開始した。
他社の料金プランがすでにわかっている中でKDDIは冒頭のようにセットプランの説明に時間を割き、髙橋社長は「OTTプレーヤー(インターネット上で動画などのコンテンツを提供する事業者)との連携で差別化を進めたい」と強調した。
コンテンツとの組み合わせをアピール
KDDIは昨年9月、5Gをにらみ4Gでもデータ通信を無制限にしたうえでネットフリックスをセットにしたプランを投入済みだ。そこに5Gでさらに多くのコンテンツを入れたプランを作り前面に押し出した。
ドコモは、昨年12月に始めた、4Gのプランにアマゾンの動画が見放題になるなどの有料会員制サービス「アマゾンプライム」を1年間無料でつけるキャンペーンを、5Gにも適用する。こちらも、5Gを見据え始めていたものだ。
5Gのデータ無制限プランに人気の有力コンテンツを組み合わせるやり方は、アピールポイントの1つにはなる。だが、5G時代の主戦場ははたしてコンテンツなどのサービスになっていくのか。
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