AI女子駅員が大活躍「高輪ゲートウェイ」の衝撃

駅名表示を明朝体にしたのは「あの人」だった

JR東日本の駅ナカコンビニ「NewDays(ニューデイズ)」では、商品のバーコードを自分でスキャンするセルフレジの導入が進んでいるが、タッチトゥゴーはその手間がない分、さらに進化している。「海外では無人コンビニのAmazon Go(アマゾンゴー)がありますが、日本ではここが初めて」と、株式会社タッチトゥゴーの阿久津智紀社長が胸を張る。

無人AIレジのコンビニ「TOUCH TO GO(タッチトゥゴー)」(撮影:尾形文繁)

2018年にJR赤羽駅構内で実証実験を行ったが、このときは認証の制約から同時に3人しか入店できなかった。

今回は実証実験ではなく、営業を行う第1号店。それだけに3人というわけにはいかない。「同時に10~15人入店できます」(阿久津社長)。無人AIレジの技術を月額サブスクリプションサービスとして、人手不足に悩む小売店や飲食店に売りこみたいと意気込む。その意味では、この店舗は、日本の未来を占う店舗だともいえる。

警備や清掃はロボットが活躍

さらに足を進めると、最新技術を用いた案内ロボットがせわしなく動き回る。警備ロボットはセントラル警備保障と日本ユニシスの共同開発。あらかじめ設定された移動経路を巡回し、不審物から人物までさまざまな情報を検知し、係員に通知する。

駅構内を動き回る警備ロボット(撮影:尾形文繁)

目の不自由な人など移動にサポートが必要な人を検知したら係員が駆けつけてサポートする、指名手配犯の顔や迷子の子どもの顔を覚えさせておいて、カメラが捉えたら係員に連絡するといった機能がある。不審者に対しては、サイレンを鳴らしたりフラッシュライトを点灯させたりして威嚇するといった機能もある。

常磐線特急E657系をイメージしたデザインが施された清掃ロボットはアマノが開発。周囲の人の動きを検知して、突然人が飛び出したらすぐに止まるといった機能を備える。このほか、ディスプレーを搭載して自律移動しながら構内施設の案内や広告宣伝を行うロボットもいる。

こうした自律移動型ロボットの実証実験は昨年12月にさいたま新都心駅構内で実施されたが、今後のこうした未来的な技術の実証実験は、高輪ゲートウェイ駅で行われるようになるかもしれない。

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