お金が残らない人は何が「浪費」かわかってない 資産を増やすための「家計管理」3つのステップ

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保険はどうか。一般的には結婚の際などに見直せばいいと言われるが、風呂内氏は「むしろ子どもの誕生後など、自身の働き方が変わったときと、貯蓄が増えたときが保険の変えどき」と話す。「生命保険であれば、子供が生まれると死亡保障の希望額が変わる。一方で貯金が増えればカバーできる範囲も広がり、生保を見直しやすくなる」(風呂内氏)。医療保険であれば、健康保険に加入していれば高額療養費の自己負担額の上限がある。負担額によって見直しの判断は変わる。

サブスクも「浪費」の候補に

今、住宅費、保険に続く目立つ出費が、スマートフォンやタブレットの通信費だ。会社からスマホが支給されていれば、利用スマホは格安SIMに切り替えるなども選択肢となろう。高額の端末にこだわりがあれば、「投資」か「浪費」か、自身で判断すればいい。

スマホアプリなどのサブスクリプション契約も「浪費」の候補となる。入会特典やアップグレードを機に有料会員になり、利用しなくなっても口座から会員費が引き落とされていた、という経験がある人も多いのではないか。ほかに飲食代や被服・日用品費、交際費など、毎日の出費には、思わぬ浪費が隠れているものだ。

家計管理には長期的な視点も欠かせない。教育費など、人生には費用がかさむ時期がある。短期的な「浪費」の削減とともに、子どもの小さい頃や大学卒業後など貯められる時期にまとめて貯めるのが資産を殖やす近道となる。

『週刊東洋経済』3月7日号(3月2日発売)の特集は「資産運用マニュアル」です。
許斐 健太 『会社四季報オンライン』 編集長

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このみ けんた / Kenta Konomi

慶応義塾大学卒業後、PHP研究所を経て東洋経済新報社に入社。電機業界担当記者や『業界地図』編集長を経て、『週刊東洋経済』副編集長として『「食える子」を育てる』『ライフ・シフト実践編』などを担当。2021年秋リリースの「業界地図デジタル」プロジェクトマネジャー、2022年秋より「業界地図」編集長を兼務。「会社四季報オンライン」と「業界地図デジタル」の統合に合わせて、2024年秋より会社四季報オンライン編集長。

 

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