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だからイヤ「的外れなアドバイス」が地獄な理由 無礼かどうかはあくまで「された側」が決める

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あなたがどの程度、繊細な人かはわからない。だが、無礼な扱いを受けたときの自分の反応をうまく制御することは常に重要だ。その場での反応はもちろん、少しあとの反応を制御することも大事だ。

反応をうまく制御できないと、ごく短時間のうちに、事態がまったく手に負えないものになってしまう恐れがある。あなたのキャリア、その後の人生が大きく変わってしまいかねない。賢い振る舞いが必要になる。

自分は非常に危うい状況にいるということを意識すべきだ。どういうときでも決して我を忘れてはいけない、それが鉄則だ。感情というものは伝染性が強く、周囲に大きな影響を与える。そして、怒りというのは非常に増幅しやすい。

必ず考えて自分の行動を決定しなくてはいけない。思わずこうしてしまったということのないように気をつける。絶対に慎むべきなのは、その場ですぐにやり返すことだ。

そんなことをすれば、相手のレベルまで自分を落とすことになる。自分の名誉が傷つくことになってしまうのだ。

必要なのは「話し合い」

ともかく必要なのは、話し合いだ。だが、中には話し合いすら避けたほうがいい相手もいる。同僚に無礼な扱いをされた場合、相手と話し合うべきか否か迷う人は多いだろう。そういうときは自らに次の3つのことを問いかけてみてほしい。

1 加害者となった同僚に何か言い返しても、身体的な危険はないか
2 その無礼な振る舞いは意図的なものか
3 その人が無礼な態度を取ったのははじめてか

すべての問いに明確に答えられるときばかりではないだろう。

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とくに動揺しているときに冷静に自分に問いかけるのは難しい。だから、同僚や家族、信頼できる先輩、友人などに尋ねたほうがいい場合もある。

第三者なら、あなたのことだけでなく、相手の置かれた状況なども考え、もっと広い視野で助言をしてくれる可能性がある。

3つの問いへの答えがすべて「イエス」だったら、相手と面と向かって話をする。相手の言動であなたがどういう気持ちになったのかをはっきりと告げる。

3つの問いへの答えがひとつでも「ノー」だった場合は、相手と直接、話し合ってはいけない。そして、その後、相手と接触する際には、4つのことに注意する。

会話を手短にする。相手にとって有用と思えることだけを話す。友好的な態度を保つ。そして、常に毅然とする。さらに、次のことにも注意するといいだろう。

・要点だけを単刀直入に話す
・顔を合わせて仕事をする機会を最小限に減らす
・顔を合わせなくてはいけないときは、自分のオフィスからは遠く離れた場所にいるようにする

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