Nゲージより安い、「電車チョコ収集」の甘い誘惑 細かいこだわりがコレクター気質をくすぐる

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電車チョコも特急チョコも1箱40個入。つまり1つの版の10種類が4個ずつ入っている。HPから箱ごと注文すると、どの車種が入っているのかはわからない。すべて手作業なので、細かい対応は難しい。

「版自体は2〜3年に1度、リニューアルします。新型車両などが出た場合は、その際にラインナップに入れるので、すぐには販売できないこともあります」

車両を連結して、新幹線16両を再現(筆者撮影)

――電車チョコ同士、連結できるのがすごいと思いました。

「はい、箱の下に切り込みが入っていて、押し込むと爪ができるんです。それを後続車両に差し込んでいただければ、つながります」

――現在は中間車両が売られていませんね。

「以前はつなげて遊ぶのにいいだろう、と中間車両も作っていたのですが、やはり売れるのは先頭車両ばかりで……。今では販売しているのは先頭車両のみとなっています」

クルーズトレインを作りたい

――今後作ってみたい車両はありますか?

「今は無理ですが、九州のななつ星、四季島などは、いずれ作ってみたいですね。リニアも興味あります。最近の特急は白色が多いので、あえてローカルでカラフルな車両を入れていきたいですね」

子どもたちにはもちろん、バレンタインやちょっとしたプレゼントに最適な電車チョコシリーズ。個人的には懐かしいブルートレインシリーズや、L特急シリーズを作ってほしい、と要望を伝えた。

今の子どもたちが知らなくても、親がかつて乗った思い出の車両は、子どもたちとのコミュニケーションツールとしても使えるのではないだろうか。

そして金額的にも安全面においてもやさしいのは、電車チョコ最大の魅力。時々新作が出るので、コレクターとしての活動は永遠に終わりそうにないが、これなら安心して一生集め続けられそうだ。

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