春名風花さん、誹謗中傷に苦しめられた10年間 ネット中傷に法的措置「絶対に引きません」

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有名人がネットの誹謗中傷にNOを突きつける動きは、当たり前になりつつある。タレントの川崎希さんも10月8日、ネット上での嫌がらせに対して、発信者情報開示請求をおこなったことを公式ブログで公表した。

春名さんはいう。「そうした前例を作っていかないと、いけないと思います。困っている人がいるんだって知ってもらわないと、捜査に踏み切ってくれない」。

有名人には「イメージ」の問題もつきまとう。「色がつくから」「干されるから」「将来困るかも」。前の事務所にいたときは「裁判をしないで」とも言われた。でも「イメージってなに?」とも思う。

「裁判をすると、イメージが悪くなるという社会もどうなのかな。もちろん加害者はダメだけど、被害者が裁判を起こすことの何がいけないのかと思ってほしい。人間として嫌なことされたから謝って、って当たり前にいうことの何が悪いんだって」

裁判は「他の人への抑止力になる」

「訴えることによって、誹謗中傷してくる他の人への抑止力になる。だから、続けることができた」。春名さんは初めての裁判をこう振り返る。ただ、これで終わったわけではない。今後、氏名などが情報開示された投稿者に対して損害賠償請求を予定している。

他の誹謗中傷についても、「今回の裁判がうまくいってお金を支払ってもらえたら検討している。だいぶ先になるかもしれないけど、いつかは絶対やる」ときっぱり。

「普通ならここまでたどり着くにもお金や時間の問題があって挫折する。でも、本当に負けたくないから、ここまで頑張ったので絶対に引かない。いろんな加害者に、悪あがきしても無駄と言いたいです」

(文/出口絢)

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