著名民間美術館が相次ぎ刷新--歴史を語り継ぐ“美の殿堂”の魅力


 私はかつて『週刊東洋経済2003年3月15日号』で、「『ゴッホ』日本人を走らす」と題し、絵画ビジネスの裏側を紹介したことがあるが、当時も今も、日本人が選ぶ名画の巨匠御三家は「一にゴッホ、二にルノアール、三がピカソ」。コレクターも観客も同様である。しかし、最近は展覧会を開くとなると、名画借用の際の保険料が異常に高騰。ここが展覧会ビジネスの難しいところである。

やはり、一番賢い美術館運営法は、特色ある自らのコレクションを大事に守り抜き、絶えず優れた企画展を編み出し、展覧会ごとに美術愛好家を引きつけ、楽しませることだろう。実際、展示替えなどで、同一展覧会に二度、三度と足を運ぶ熱心なファンもいるのである。

いずれも都会のオアシスともいうべき “美の殿堂”--互いに個性を競い合いながら、更なる発展を遂げることを願っておきたい。


サントリー美術館
〒107-8643 東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウンガーデンサイド
TEL:03-3479-8600/FAX:03-3479-8643
【開館時間】〔日・月・祝日〕10:00~18:00 〔水~土〕10:00~20:00
※いずれも最終入館は閉館30分前まで
【休館日】火曜日、展示替期間、元日

山種美術館
〒150-0012 東京都渋谷区広尾3-12-36
TEL:03-5777-8600
【開館時間】午前10時から午後5時
※入館は閉館の30分前まで
※特別展の開館時間は変更になることもあります。
【休館日】毎週月曜日(祝日は開館、翌日火曜日は休館)
展示替え期間、年末年始

根津美術館
〒107-0062 東京都港区南青山6-5-1
TEL: 03-3400-2536/FAX:03-3400-2436
【開館時間】午前10時~午後5時(入館は4時30分まで)
【休館日】月曜日・展示替期間・年末年始
ただし月曜日が祝日の場合、翌火曜日


写真)
1ページ
 上 サントリー美術館・(c)木奥恵三
 下 サントリー美術館蔵・重要文化財「色絵五艘船文独楽形大鉢」肥前・有田 江戸時代 18世紀後半 ※現在は展示されていない
2ページ
 上 山種美術館
 下 山種美術館蔵・速水御舟 炎舞
3ページ
 上 根津美術館・(c)藤塚光政
 下 根津美術館蔵・那智瀧図

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