最新版!「業績絶好調な企業」ランキングTOP100 7位ワークマン、3位大塚HD、1位はあの会社
ソフトバンクグループが中間期決算で15年ぶりの営業赤字に転落。ファナックや日立製作所をはじめ、大手製造業が中国経済の悪化を理由に通期業績予想を下方修正するなど、主要企業の苦戦がニュースを賑わせている。
だがその反面、日経平均株価は米中貿易摩擦への懸念後退などで11月8日終値は2万3391円と、連日で年初来高値を更新。金融緩和相場への警戒は必要だが、足元ではとくに業績が上向いている銘柄の上昇が目立っており、企業決算の見極めが株式投資でより重要になっている。
『週刊東洋経済』の11月16日号(11月11日発売)では、「株式投資・ビジネスで勝つ 決算書&ファイナンス」を特集。株式投資で不可欠な企業決算の読み解き方を、会社四季報編集部などが厳選した30のノウハウで紹介している。
ランキング1位に立ったのは貸会議室大手
同特集では全上場企業の中から、本業の儲けを示す営業利益が2期以上連続で増加、なおかつ最終的な儲けを示す純利益が今期過去最高を更新する見込みの絶好調企業を、『会社四季報』データの中から選出。営業増益率が高い順にランキングした。その最新データ版をここでは特別に公開する(11月5日時点。時価総額1000億円以上の企業が対象)。
ランキングトップは、今期営業増益率が77.2%だった貸会議室大手、ティーケーピーだ。あのお家騒動で不振に陥った大塚家具の支援表明でも話題になった企業である。今2020年2月期は、買収した日本・台湾のリージャス社を連結開始して収益を上乗せするほか、ハイグレードなビルへの貸会議室の積極出店が続き、営業益が急伸する見込みだ。
続く2位は半導体のマスク欠陥検査装置とレーザー顕微鏡が主力のレーザーテック。ファブレスで開発主体の技術集団を擁し、新製品開発能力に強みを持つ。近年では半導体メーカーの微細化投資で需要が拡大しており、とくに最先端のEUV(極紫外線)露光向けが業績を牽引。2020年6月期の営業利益は前期比63.7%増の130億円と急拡大が期待される。
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