最後に、投稿者が「トランプ大統領本人」とみられるツイートと「偽トランプ」とみられるツイートの数の変化を見た。
足元では「偽トランプ」とみられるツイートが大幅に増加していることが分かる。前述したように、「偽トランプ」とみられるもののほうがポジティブなセンチメントのツイートを行うケースが多いこととあわせて考えると、「偽トランプ」、すなわちトランプ大統領の側近が、2020年11月の大統領選に向けたアピールとしてポジティブなツイートを増やしている可能性がある。
米中貿易戦争の部分合意を広くアピールするなどの戦略を、トランプ大統領の側近が意図的に実行しているのだろう。当面は「偽トランプ」がツイートする傾向のある夜~深夜帯に「Keep America Great!(アメリカを偉大なままに)」キャンペーンに関わるものや株価を支えようとするポジティブなツイートが増加していくのではないか。
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