本日開業「スクランブルスクエア」は誰が行く?

若者の街から大人・ビジネスの街にシフト

「ライフスタイルグッズ」のフロア(10階・11階・14階)には、総合雑貨の「東急ハンズ」(10階)、スクランブル交差点や駅を見下ろす有料ラウンジのある書店「TSUTAYA BOOKSTORE」(11階)、NHKのギャラリー「NHKプラスクロスSHIBUYA」(14階)が入居。また、12階・13階には計17店舗から構成されるレストラン街が広がる。商業施設の営業面積は32000平方メートルで、年商は400億円を目標としている。

渋谷ヒカリエに設置されている垂直移動をスムーズにするアーバンコア(写真:Shibuya Hikarie)

駅直結の施設であることから、交通結節点としても重要な役割を果たす。ビルの横には、さまざまな路線が乗り入れる渋谷駅での乗り換えをスムーズにするため「アーバンコア」と呼ばれる垂直の導線が設けられた。

アーバンコアは地下2階の東急東横線、東京メトロ副都心線の改札近くからエスカレーターで地上3階のJR渋谷駅や東京メトロ銀座線の改札近くまで一気に上がることができ、今まで不便だった渋谷駅の乗り換え利便性を一部ではあるが大きく向上させた。さらに2020年1月3日には、銀座線のホームや改札がこのアーバンコアのすぐ横まで移設されることになっており、ますます乗り換えは楽になる予定だ。

230mからの浮遊感ある展望

そして、目玉となるのは45階からルーフトップ(屋上)にかけて広がる展望施設「渋谷スカイ」だ。14階にあるチケットカウンター横の入口を抜けると屋上までは一体的な体験空間として企画されており、45階へ向かうエレベーターでは天井に立体的なアニメーションが流れるほか、45階や46階へ向かうエスカレーターでは光や音による演出と、非日常を感じさせる仕掛けが至る所にある。

ルーフトップの北西側は「SKY EDGE」と名付けられたエリアでガラスが低くなっており、さらなる開放感と浮遊感を味わうことができる(写真:渋谷スクランブルスクエア)

46階からルーフトップに上がれば東京でも抜群の開放的な空間が広がる。さらに人工芝で敷き詰められたヘリポートを兼ねる空間まで階段を上がれば、ほとんど遮蔽物はなく、360度の大パノラマが広がる。とくに、46階にある屋外への出入口上にあたる部分は「SKY EDGE」と名付け、ガラス壁を低めにしている。高い建物のない方角であることも手伝い、浮遊感のある空間が楽しめる。高さこそ東京スカイツリーには及ばないが、開放的な空間設計で東京の広大さをよりリアルに体験できる。

ただし、屋上に入るための安全対策は徹底している。かなりの持ち込み制限物があり、三脚といった大きなものはもちろん、帽子やマフラーも持ち込めない。そのため、46階には屋上に持ち込めないものを預けるためのコインリターン式ロッカーが400以上設けられている。荒天時は屋外には出られないが、46階の大きなガラス窓からも景色を楽しめるようになっており、レトロポップなカフェバーもある。

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