仏プジョーが中国の東風汽車と資本提携 2013年決算は赤字

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2月19日、仏自動車大手プジョーシトロエングループ(PSA)は、2013年決算の発表に合わせ、総額30億ユーロ(41億ドル)の増資計画で中国の東風汽車から資本を受け入れることを発表した。パリで昨年12月撮影(2014年 ロイター/Charles Platiau)

[パリ 19日 ロイター] -仏自動車大手プジョーシトロエングループ(PSA) は19日、2013年決算の公表に合わせ、総額30億ユーロ(41億ドル)の増資計画を通じて中国の東風汽車<0489.HK>と資本提携を結ぶと発表した。

発表によると、東風汽車とフランス政府がプジョーに8億ユーロずつ出資し、それぞれプジョー株14%を取得する。プジョー創業家の保有率と同水準になる。

プジョーの2013年決算は23億2000万ユーロの赤字となり、赤字額は前年の50億ユーロから縮小した。売上高は2.4%減の540億9000万ユーロとなった。

同社は、東風汽車との提携で新たな目標を公表したが、2016年まで黒字転換できない可能性があると警告した。従来は2015年の黒字転換を目指していた。

ジャンバティスト・ドシャティヨン最高財務責任者(CFO)は電話会議で「プジョーが国際的自動車メーカーとして生き残る要素がそろった」と強調。製品やノウハウだけでなく、「バランスの取れた安定株主がいる」とした。

2013年の自動車部門の損失は前年比で30%縮小し、10億4000万ユーロとなった。純債務は約30%増加し41億5000万ユーロだった。

 

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