ハロウィン文化「日本と韓国」楽しみ方の違い 海外カルチャーへの敬意を忘れずにいたい
しかし、その後個性的な店や本場アメリカの味を求める若者たちが通うようになり、街のイメージが一転。それと共に、10月末に梨泰院のバーやクラブで外国人たちが始めたハロウィーンパーティーに韓国人も参加するようになり、広まっていったと言われている。
ただ、韓国でも日本と同じく子どもたちのイベントというよりも、大人が仮装してお酒を飲むようなイベントの日というイメージが定着している。
映画『IT』とのコラボも
韓国ではどのようなハロウィーンイベントが人気なのだろうか? 今年は映画やメディアとのコラボが新しく流行の兆しを見せている。今までも、テーマとしてお化けやハロウィーンを設定するイベントはあったが、特定の作品とコラボするのが今年のトレンドのようだ。
テーマパーク「エバーランド」では、11月1日日本公開の映画『IT/イット THE END “それ"が見えたら、終わり。』とのコラボを行った。映画のシンボル赤い風船やピエロ。また、360度VREで『it』の恐怖の世界が楽しめるブースも設置された。ピエロつながりで、1980年代の人気歌手キム・ワンソンのヒット曲「ピエロは私たちを見て笑うだろう」をモチーフにしたプロモーションも展開して話題を呼んでいる。
また、今月末にはサスペンスものなどで人気のケーブルTV局OCNが「スリラーハウス」というハロウィーンイベントをおこなう。これは、自社のテレビドラマ中から『ボイス』『他人は地獄だ』など多数のスリラーやホラー要素の作品をモチーフに、VR映像体験やホラーメイクアップなど体験できる。先行予約チケットはすでに販売済みで、一次販売分が数分で売り切れたほどの人気をみせた。