「枕がイマイチな人」に教えたい簡単改善のコツ 寝具の値段と睡眠の質は比例しない

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形はメーカーによって差がありますが、私がおすすめしたいのは、脚がなくてすのこの厚みだけの高さしかないタイプ。

導入してすぐ、私はその使いやすさをすっかり気に入ってしまいました。寝室を快適に保つためには、ベストな寝具だと太鼓判を押すことができます。

すのこベッドのいい点を挙げましょう。まず、すのこで出来ていますから、通気性が抜群なのは言うまでもありません。木で出来たすのこは、湿気を適度に吸ってもくれます。さらに、ヒノキやスギなど良質の木材を使用したものを選べば、その香り自体にも睡眠の質を上げる効果があります。

もう1つ、これもタイプによるのですが、私が使っているすのこベッドは真ん中から2つに折り畳んで立てることができます。壁に寄せて立てておけば、部屋の中でもほとんど場所をとりません。ベッドでありながら、使わないときは布団のように畳むことができるのです。

ワンルームの部屋に住んでいる人は、部屋のかなりの面積がベッドで占領されてしまいがちですが、その問題も解決できます。

掃除がしやすいと寝具や寝室を快適に保つのがラクに

それだけではありません。立てたすのこベッドに、敷いていた布団をかけると、そのまま布団干し台になります。窓際などの日当たりのいいところに持っていけば、手軽に布団を干すことができるのです。折り畳めるタイプのすのこベッドを使えば、毎日床を拭けるし、毎日布団を干せるというわけです。

『誰でも簡単に疲れない体が手に入る 濃縮睡眠®メソッド』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

寝具には好みもありますし、自分が気持ちよく寝られるものを選んだほうがいいのは当然です。ただ、もしもベッドのせいで部屋の掃除がしにくいと感じているとしたら、すのこベッドの導入を検討してみてはどうでしょうか。

寝室の掃除がしやすくなれば、快適な睡眠環境を保つことはとてもラクになります。

このように、寝具や寝室を快適に保つちょっとした工夫によって、睡眠は大きく改善されます。良質な睡眠を取ることができれば、短時間でもしっかりと疲労が回復し、活力にあふれた毎日を送ることができるでしょう。ぜひ、みなさんも取り入れてみてください。

松本 美栄 睡眠セラピスト、睡眠デトックス・姿勢美矯正サロン「プロスパービューティー」オーナー

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まつもと みえ / Mie Matsumoto

美容師、発毛クリニック勤務などを経て、2013年表参道に姿勢美矯正サロン「プロスパービューティー」をオープン。開業当初、1人で業務をこなしていたため、睡眠不足になり体を壊す。それがきっかけで、短時間で疲れをとるための睡眠法を研究しはじめる。自らを実験台にさまざまな方法を試した結果、睡眠の効率を極限まで上げ、短時間で疲れをとるメソッド「濃縮睡眠」を開発。そのメソッドを自身のサロンで提供しはじめたところ、経営者や士業など、多忙を極めるビジネスパーソンの間で評判になる。現在は、サロンでの施術や座学の提供のほか、企業での講演やセミナーも行っており、これまでに延べ5000人以上の睡眠に関する悩みを解決してきた。

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