ラミレス監督「ファンに嫌われても有能」な証拠 「4番バッターを2番に起用」など奇策目立つが
2019年、セントラル・リーグのペナントレースは、読売ジャイアンツが優勝を決めた。4年ぶりにチームを指揮することとなった原辰徳監督のもと、本塁打、打点ともにキャリアハイの成績を挙げている生え抜きスタープレーヤー坂本勇人選手や、FAで加入した、昨シーズンのMVPプレーヤー丸佳浩選手らの活躍によって、6月下旬以降は、一時、横浜DeNAベイスターズの猛追を受けるものの、1度も首位の座を明け渡すことなく、優勝を決めている。
現在、ペナントレースは、クライマックスシリーズ直前に入っているが、アレックス・ラミレス監督率いる横浜DeNAベイスターズは、球団として22年ぶりの2位でフィニッシュしている。
賛否両論の「奇策」振るうラミレス監督
さて、そのラミレス監督。今年で就任4年目となるが、その采配が、何かと話題を呼ぶことでも知られている。例えば「8番・投手」などは、その最たる例だろう。本来であれば、打順のいちばん最後、9番を打つことが常とされている投手に、あえて8番を打たせるのは、もう2年前から行われている。
こういった、一見「奇策」にも見える采配が、今シーズンは非常に多く、そのたびにファンや解説者らの間で賛否両論を巻き起こしていた。
チーム一の強打者の代名詞にもなっている“4番バッター”。その4番バッターとしてチームを牽引していた筒香嘉智選手を「得点圏打率が低い」が「出塁率が高い」という理由で、7月以降しばらくの間、2番バッターに“配置転換”を行っている(ちなみに、これは成功しており、結果的に首位の読売ジャイアンツを0.5ゲーム差にまで猛追した)。
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