テロリズムの罠(左・右巻) 佐藤優著

テロリズムの罠(左・右巻) 佐藤優著

「現状の閉塞状況が続くと、テロかクーデターが必ず起きると筆者は危惧する」。日本を憂える人気作家の社会評論を集めた2冊。「明るい絵が描かれていない」論考が多い。

副題「新自由主義社会の行方」の左巻では、市場による競争で、公正な配分ができるとする「新自由主義」の危うさを指摘。格差の拡大で、「国が内側から崩れ、弱体化しつつある」という。

副題「忍び寄るファシズムの魅力」の右巻では、資本主義の問題を国家権力の強化で歯止めをかける運動の総称「ファシズム」が世界で広がる現状を分析。これは人種主義と結びつく懸念がある。

問題への対応で「罠」にはまらないためには「知的基礎体力の強化」が必要と訴える。

角川oneテーマ21 各760円

・Amazonで見る 左巻 右巻
・楽天で見る 左巻 右巻

ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • ブックス・レビュー
  • ルポ「ホームレス」
  • コロナショックの大波紋
  • コロナショック、企業の針路
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
“臭いものに蓋”で終わるのか<br>JDI「不正会計」の晴れぬ闇

ジャパンディスプレイが不正会計について、第三者委員会調査報告書を公表しました。しかしその内容は有識者8人のうち7人がF(不合格)の格付けをするほどの低評価です。自殺した社員に責任を押し付ける報告書の詳細をリポートしました。