目指すべきは「両利き」
ちなみに、冒頭に挙げた書籍の結論は、「会社のルール=男たちのルールなのだから、女性も会社で働こうと思うなら『野球』に対応しなくてはいけない」というもの。ですが、女性が一方的に男性のルールに合わせ、男性は何もしなくていい、というのは少々アンフェアに感じます。
ビジネスのあり方も相手も多様化している現在、さまざまな立場の人とマルチに協働することが求められています。いわば「オレは野球一筋だから」と言っていられないわけで、時にはバスケット選手とコラボし、時にはストイックにマラソンに打ち込み、時にはままごとを円滑に取り仕切らなければなりません(あくまで比喩ですが)。
ですから、男性・女性に限らず「野球」も「ままごと」も両方できる、いわば「両利き」を目指すべき。両方の感覚を身に付けたうえで、あらゆる場面において、今は「野球」的献身が求められているのか、はたまた「ままごと」的親和が求められているのか。その時々に応じた振る舞いを心掛けるようにしたいものです。
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