「男より男な女」か「女より女な女」か?

女性政治家のサバイバル術

 女と男はなぜすれ違うのか? なぜ話が合わないのか? あの人はいったい何を考えているのか? どうしてあんなことを言ったのか? この連載では、今、職場で起きているリアルな「女と男の探り合い」を、社会心理や生声エピソードなど、さまざまな視点からひもといていきます。

女性政治家は「ふつう」ではつとまらない

以前、代議士秘書をしていた人から、こんな話を聞いたことがあります。

「女性が政治家としてやっていくためには、『男よりも男』であるか、『女よりも女』であるかしかない、というのが定説」

政治の世界は「古き日本」が凝縮されたような社会。圧倒的な男性優位コミュニティなわけで、その中で女性がやっていこうと思うなら、極端なキャラクターを演じなければならないというわけです。

たとえば、ある女性議員は、男性議員から「いいオッパイしてんなあ」とからかわれたときに、すかさず相手の股間をぐっとつかみ、「オマエもな!」と切り返したのだとか。このセンスなどは、まさに「男よりも男な女」でしょう。

一方で「女性らしさ」を武器に周囲を手玉に取る政治家もいて、彼女たちのファッションやメークは「過剰に女子」で、まさに「女のコスプレ」。「女よりも女なキャラクター」で、おじさんたちの機嫌を取っているというわけです。

いずれの類型も「ああ、あの人のことかな」と思い浮かぶのではないでしょうか? ですがもちろん、これは、良い・悪いではありません。日本最高峰の男尊女卑文化において女性が生き抜くためには、それぐらいのタフな戦略が不可欠ということです。

次ページ女性にはロールモデルがいない
ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 大槻奈那先生、金融の修羅をゆく
  • 就職四季報プラスワン
  • 日本野球の今そこにある危機
  • 賃金・生涯給料ランキング
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
世界のエリートは<br>なぜ哲学を学ぶのか

この世界はどこへ向かおうとしているのか。難問に立ち向かうためにエリートたちが頼りにし始めたのが哲学だ。ビジネスの現場でも使える最新哲学入門。今日から使える10の哲学用語解説と、今読むべき哲学本20冊の紹介も。