独断で選ぶ「私鉄特急」、東の横綱級がずらり

ロマンスカーにAE形、各社の代表列車が登場

2019年3月、西武池袋駅に新しい列車が姿を見せた。

銀色に包まれた車体は秩父の山にも郊外住宅地にも映える(ひばりヶ丘―保谷間、2019年3月16日/筆者撮影)

“Laview”こと001系電車である。西武鉄道の特急専用車は、1969年秋に西武秩父線の開業とともにデビューした5000系“レッドアロー”が最初だった。

それまでの西武電車にはない明るいクリームと赤帯に装われ、山岳地帯の車窓を満喫できる大きな窓とゆったりしたリクライニングシートを備えて華々しくデビューした“レッドアロー”は、東京都心部と秩父地域を結ぶ大切な足として定着することになる。

今までにない、けれど西武らしい001系“Laview”

その“ニューレッドアロー”がお目見えしてから四半世紀、“レッドアロー”からは半世紀を経た今年の春、三代目の特急専用車である“Laview”が走り始めたわけだが、それはこれまでの“西武特急”のイメージをまったくくつがえす出で立ちだった。

巨大な窓とゆったりしたシートアレンジは西武特急の伝統。シートの黄色は“西武の黄色”。窓の向こうは2代目“レッドアロー”(小手指車両基地、2019年2月14日/筆者撮影)

銀色で覆いつくされた車体と、砲弾状の先頭部造形、破格に大きい窓……これだけ特徴がそろえば、目立たないわけがない。“いままでにない電車を作ろう”が目標だったというのだから。愛称だって“レッドアロー”ではなくなった。

けれど、大きな窓は初代“レッドアロー”からの伝統でもあるし、先頭がまるいのは“ニューレッドアロー”も同じ。加えてシートの色が“西武電車といえば”という理由で黄色なのだから。

これが西武らしくないとすれば、何が西武なのだろう。

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