原点回帰の無限ラボ「外部の出資はお断り」

KDDIのベンチャー支援プログラムが第6期に突入

髙橋誠専務と無限ラボ5期の卒業チーム。右から3番目が優勝したザワットの原田大作社長

KDDIは1月24日、ベンチャー支援プログラム「∞ Labo(無限ラボ)」第5期生のサービス発表会「KDDI∞ Labo 5th Demoday」を渋谷ヒカリエで開催した。  

無限ラボとは、毎期4~5チームが参加し、KDDIによる最新端末やクラウド環境の提供、社内外のスタッフによる開発アドバイスなど、多方面の支援を受けつつ、3カ月間でサービスの完成を目指すプログラムだ。卒業後、優秀なベンチャーには、KDDIの「オープンイノベーションファンド」(運用規模50億円)を通じて出資するケースもある。

また、会員数800万人超を誇るKDDIのコンテンツサービス「auスマートパス」にも掲載されるため、サービス育成だけでなく、ユーザー送客、さらには出資など、一連の継続した支援体制がスタートアップにとっての魅力となっている。11年8月のプログラム開始以降、24チームが卒業している。

優勝は古着オークションアプリ「スマオク」

5チームが参加した今回、最優秀チームに選ばれたのは、高級ブランド専門の古着オークションアプリ「スマオク」を展開するザワット。スマホで撮影するだけでショップがオープンでき、24時間以内に落札者が決まる仕組みとなっている。同社の原田大作社長によれば、平均落札価格は1万円以上と高額で、古着屋やフリーマーケットより高く、効率的に販売することができる点が強みだという。

残る4チームも、それぞれ力のこもったプレゼンを披露した。その4チームとは、一般ユーザーの投稿からウェブ図鑑を作る「ズカンドットコム」、不動産オーナーから提供してもらったスペースに駐輪装置を設置する「ペダレスト」、スマホでレシートを撮影すると、オペレーターが人力でデータ化し、きれいなグラフも作成してくれる家計簿アプリ「ドクターウォレット」、ライブストリーミング授業を配信し、授業中に講師やスタッフ、友人などに質問できる、中学生向けオンライン学習塾「アオイゼミ」だ。

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