桑田真澄次男・Mattの「金言」に共感集まる理由

美学に裏打ちされた個性は父親譲り?

何を言われても「きれい」を追求していきたいそうで、「人は僕のことを不自然というけれど、きれいって不自然なものだと思います」とMatt。さらに、憧れや目標の人は存在せず、「僕は自分が理想とする『Matt』というキャラクターになりたい」と告白(「大手小町」2018年7月19日付)。

また、3月にはインスタグラムのストーリー機能を使って、メイクの可能性についてコメント。「僕は何通りもの自分とメイクを通して出会うことができます」「僕は自分の顔を愛しています。知り尽くしているからこそ最大の可能性を発揮できます」と、独自の信条を明かしていた。

ストイックな父・真澄氏のDNDを受け継いだ?

こうした真っ当な意見に加えて、ファンからの相談に対する回答にもMattの人間性が垣間見れる。テレビ情報誌の編集者は言う。

「先日、インスタグラムでピアノを演奏する動画を投稿したのですが、その後、コメント欄でファンの女性が息子をピアノ男子にしたいと相談したんです。

これにMattは、『好きという気持ちを絶対につぶさないでのびのびとやらせてください。やりたくないときにはやらなくていい』『ピアノの先生の子どもがピアノの先生になる必要はないし、野球選手の子どもが野球選手になる必要もない。サラリーマンの子供がサラリーマンになると決められているわけでもない』と、なかなか含蓄のあるアドバイスをしていました。

出始めた頃は奇抜なビジュアルの2世タレントという話題が先行し、たたかれることもありました。が、SNSやさまざまなメディアで彼の考え方、美学を知るうちに、徐々に好きになってきた視聴者も多いのではないでしょうか。口調も穏やかで、育ちや人柄のよさも感じられますし、着実に好感度は上がっていると思います」

TVウォッチャーの中村裕一氏は、Mattの魅力についてこのように分析する。

「彼の父である桑田真澄さんも、現役時には投球前にボールに話しかけたり、マウンドでプレートに肘をつける儀式のようなことをしたりと、今思えばズバ抜けて個性的でした。そんな父のDNAを受け継いでいるわけですから、タレントとして頭角を現すのは時間の問題だったと思います。

また、あの若さで人生を達観しているようなコメントも、お父さんのストイックな生き方に影響を受けているのかもしれません。多くの人が気になっているルックスですが、まぶたの深い彫りはメイクのようにも見えますし、アプリなどの加工技術が発達した今、写真だけでは真偽のほどを判定することは非常に困難。そこも彼のミステリアスさを増幅させています。

いずれにせよ、今、最も『ひと目でいいから実物を直接見てみたい』人物であることは間違いないでしょうね」

美を追い求めながらも自由に生きるMatt。いつしか、本当に「Matt」という唯一無二のポジションを築き上げるかもしれない。

(文/丸山ひろし)

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