夏のレジャーに備える「ミニ保険」が便利なワケ 旅のキャンセル料や遭難時の救助費用も補償
地上からの捜索にももちろんお金がかかる。地元の山岳遭難対策協議会のメンバーなどに頼んでの捜索となると、捜索・救助隊員の人件費や日当、装備費や保険料、交通費、食料費などの経費が必要になる。
通常はチームを組んでの捜索となるため、これらの費用は数十人規模になることも多い。1人当たり3万円と見積もれば、20人で60万円が1日の捜索でかかる。
また、登山に出かける際には、登山計画書の提出を必ずしたい。いざというときに捜索範囲を絞り込むことで、短時間で効率よく救助してもらうことができる。結果的に、捜索費用も低額に抑えられるだろう。
そして、捜索・救助費用をカバーする保険への加入も考えたい。まさかの「捜索」時に、気苦労だけでなく金策の迷惑を家族に負わせることのないよう、日本費用補償少額短期保険の「レスキュー費用保険」や、登山ショップ、山岳会などで扱う山岳保険・登山保険への前向きな検討がおすすめだ。
会社名:日本費用補償少額短期保険
商品名:「レスキュー費用保険」
料金:4000円(年間保険料)
概要:登山やアウトドアスポーツなど、国内での野外活動中(海を除く)に、遭難事故(保険期間中)に遭い、警察により遭難と認定され、被保険者の捜索・救助活動が行われた際に請求された費用について、保険会社が妥当と認めたものを300万円まで補償する。
夏のイベントに万全を期すなら
さて、大事なイベントに万全を期すなら、まさかのキャンセルに備える保険を知っておきたい。AWPチケットガード少額短期保険が扱う「チケットガード」の例では、チケットぴあで購入した音楽、演劇、スポーツなどの公演、上演、興行などのイベントにやむをえない事情で観覧・参加ができないときにチケット代金が補償される。
今年秋や来年とスポーツの国際大会が控えているが、チケットぴあ以外で購入したチケットも同社直販サイトを通じて加入が可能だ。一緒に行く予定だった人が、やむをえない状況で行けなくなったために、本人もイベントに行けなくなったという際にも補償対象となる点が人気だ。
また、同社ではパック旅行にやむをえず行けなくなった際にかかるキャンセル料を補償する「トリップキャンセル」や、宿泊代金を事前決済する予約をしていたもののやむをえず宿泊できなくなった際にかかるキャンセル料を補償する「宿泊キャンセル」も扱っている。大事なイベントに万全を期すうえで気になるなら、調べてみるといいだろう。
商品名:「チケットガード」
料金: チケット代金5000円の場合、保険料は560円
概要:チケット使用予定者が保険期間中に、急な病気・けが・家族の入院・交通機関の遅延・突然の出張などでやむをえずイベントの観覧・参加などができなかった場合にチケット代金を補償。同行予定者に上記事由が発生し、チケット使用予定者もイベントに行けなかった場合も補償対象となる。
商品名: 「トリップキャンセル」
料金:旅行代金50000円の場合、保険料は1510円 (補償プラン100%)
概要:旅行業者などが提供する移動と宿泊がセットになった募集型企画旅行を対象とした保険で、旅行する予定の人が、急な病気やけが、家族の入院、当日の交通機関の運休・遅延などで出発できなかった場合に、キャンセル料を補償。
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