ディズニーに学ぶ幸せに仕事をする4つの思考 ディズニーランドは魔法の学校だった

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④ 一緒に働く人と共通の判断軸を持つ

仕事をしていると、現場であれ経営であれ、判断に迷うことってありますよね?

当然その状況一つひとつに対して、「この場合はこっち、その場合はあっち」なんてしていたらそれこそ数も多くなり大変です。みんなが同じ考え方で同じ気持ちで、同じ判断基準をもって動けたら、すごいと思いませんか? 

そんな魔法みたいなことがディズニーランドにはあるんです。

それが、ディズニーの4つの鍵 The Four Keysです。Safety(安全)、Courtesy(礼儀正しさ)、Show(ショー)、Efficiency(効率)の4つが行動規準となるのです。

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僕がいちばん驚いたのは、旅行で行ったアメリカのディズニーランドのキャストと話をしたときにした質問の答えでした。

「現場で究極、判断に迷ったときには、何を基準に判断しているんですか?」

「う~ん……、もし自分の後ろにウォルト・ディズニーがいたとしたら、これからやることが、ウォルトにグッジョブって笑顔で言ってもらえるかどうかかな!!」

実はこれ、僕も同じことをしていたんです。別に、そう考えろなんて教わったわけじゃないんです。まったく同じ答えに鳥肌が立ったのを今でも覚えています。その後もほかの国のディズニーキャストに同じ質問を投げかけましたが、僕が質問したキャストはみんな同じ答えだったんです。

創業者はこの世にいなくても、その想い“スピリッツ”が今にも伝わるその仕組みが、ディズニーのスゴさなのです。

でも、これはディズニーだからできたことではないと思います。みなさんの会社でも同じことができるはずです。

今の仕事を好きになり、楽しむと決めること

私たちが仕事を通してできることは、たくさんあります。

あなたがいることで、たくさんのことが生まれ、変わります。

ただ、それにはとても大切な最低条件があります。

それは、「全力で仕事を楽しむこと」です。

だって、いま、この時は2度と戻ってきませんし、着実に人生の残り時間は減っています。だったら、いま、この時を楽しんでしまえばいいのです。

いまのあなたが職場に存在することの意味、それが「働くことの本質」です。好きなことを仕事にできれば最幸だけど、それがかなわないこともあるでしょう。でも、選んだいまの仕事を好きになる幸せは、誰しもが手に入れられるのです。今の仕事を自ら好きになり、楽しむと決めること。それも働き方改革なのです。

香取 貴信 香取感動マネジメント 代表

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かとり たかのぶ / Takanobu Katori

1971年、東京都生まれ。もとはヤンキー少年だったが、高校1年のとき(1987年)に東京ディズニーランド®でアルバイトを始め、日々の体験のなかで「仕事」「教育」「サービス」の本当の意味をつかみ始める。1992年、「スピリット・オブ・東京ディズニーランド」を受賞。1995年、レジャー施設等の現場運営コンサルティングを行う(株)SHUU研究所に入社。東京ディズニーランドでの知識と経験を活かし、各地のテーマパークで「来場するすべてのお客様に笑顔と素敵な思い出を」をテーマに活動。2004年4月に独立し、(有)香取感動マネジメントを設立

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