12月米住宅着工件数は9.8%減 2013年4月以来の大幅な落ちこみ、寒波が重しに?
[ワシントン 17日 ロイター] -米商務省が17日発表した昨年12月の住宅着工件数は減少、4月以来の大幅な落ち込みとなった。このところ数年来の高水準を記録していたが、一段落ついた格好だ。
季節調整済みの年率換算で前月比9.8%減の99万9000件、市場予想の99万件は上回った。
昨年全体の平均は18.3%増の92万3400件となった。
1戸建て住宅が7.0%減の66万7000件、集合住宅は14.9%減の33万2000件だった。
中西部の着工件数は33.5%減。寒波が重しとなった可能性がある。
12月の着工件数は、寒波の影響のほか、11月の大幅な伸びの反動で減少した可能性もある。住宅ローン金利の上昇を受けて住宅建設は一時的に踊り場にあったが、その後増加していた。
世帯形成の増加や、住宅供給の引き締まりで建設が増加、労働市場を下支えしつつある。
TDセキュリティーズのミラン・マルレイン氏は「11月に見られた強い伸びの反動や天候によって、住宅建設活動が12月に減速することは見込まれていたが、同部門が堅調に2013年を締めくくったことが示され、全体的にかなり心強いトーンとなった」との見方を示した。
住宅着工許可件数は3.0%減の98万6000件。2カ月連続のマイナスとなった。
1戸建て住宅が4.8%減り、全体を押し下げた。集合住宅は横ばい。
昨年全体の許可件数は17.5%増の平均97万4700件だった。
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