カメラの次はプリンタ、「チェキ」の新戦略 写真の楽しみ方を再提案

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スマホと無線LAN接続してプリントする

撮影した写真がその場でプリントされる「チェキ」は、写真を交換するなどコミュニケーションツールにもなり、フィルムカメラを体験したことがない10代~20代の女性を中心に世界中で人気が高まっている。

世界での販売台数は2009年度の49万台から年30%以上の成長を続けており、2013年度は当初計画の200万台を220万台に上方修正するほど好調な売れ行きだ。

 山元正人イメージング事業部長は「スマホdeチェキ」について、「銀塩のアナログプリントの魅力とスマホの利便性を融合した、富士フイルムだからこそできる新商品」と胸を張る。

販売目標は25万台

「スマホdeチェキ」の想定価格は1万9800円。2014年度の世界販売目標は25万台だ。プリントには、カメラの「チェキ」で使われている名刺サイズのインスタントフィルムを使用する。プリンタ本体だけでなく、フィルムの販売拡大にもつなげたいという狙いもある。

デジカメメーカーの置かれている状況は厳しい。スマホの普及によって、コンパクト型の世界総出荷台数が前年比4割減と落ち込んでいる。各社にとって、スマホとの連携や共存は大きな課題の一つだ。

「スマホdeチェキ」は、スマホのユーザーに、写真プリントの魅力を浸透させることができるか。

島 大輔 『会社四季報プロ500』編集長

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しま だいすけ / Daisuke Shima

慶応義塾大学大学院政策メディア研究科修士課程修了。総合電機メーカー、生活実用系出版社に勤務後、2006年に東洋経済新報社に入社。書籍編集部、『週刊東洋経済』編集部、会社四季報オンライン編集部を経て2017年10月から『会社四季報』編集部に所属。2021年4月より『会社四季報プロ500』編集長。

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