マツダ3はボディタイプが2種類あり、それぞれに複数のグレードが用意されているため、複雑な印象を持つかもしれない。しかし、実は非常にわかりやすいグレード体系となっている。
ハッチバックとセダンの大きな違いは1.5リッターモデルがハッチバックにしかないこと。そしてマニュアル仕様が1.5リッターにしかないことが挙げられるが(のちに出るSKYACTIV-X仕様もMTはハッチバックのみ)、機構的な差異はその程度なのだ。
あとはハッチバックには赤系の本革内装となる「Burgundy Selection」というグレードが用意される点と、セダンの「L Package」で黒革内装の他に白革内装が選べる程度が装備の差となり、あとはハッチバックとセダンで価格差すらない設定となっている。
そのため、どうしても1.5リッターが必要、もしくはMTがいいという人以外は、ハッチバックとセダンのどちらを選んでも機構的な差異はないので、純粋にボディタイプで選ぶことができるというわけだ。ただし、2リッターガソリン仕様には4WDの設定がないため、4WDが必須となるとセダンの場合はディーゼルか10月に出るSKYACTIV-Xを待たなければならない。
1.5リッターを選ぶなら?
1.5リッターを選択するとなるとハッチバックボディのFASTBACK一択となるが、グレードは2グレードのみとなる。ベーシックな「15S」(218万1000円)と装備の充実した「15S Touring」(227万3880円)となり、その差は9万2880円(MT車も同価格)。
しかし、この価格差でスーパーUVカットガラス+IRカットガラス、フルオートエアコン、18インチアルミホイール、アドバンストキーレスエントリーシステム、CD/DVDプレーヤー+地上デジタルTVチューナーがついてくるので、コストパフォーマンスで考えれば圧倒的に後者だろう。
もちろん、一番ベーシックなグレードであっても、もはや必須アイテムと言える先進安全装備系はすべて標準装備となっている。オプションで用意される360°セーフティパッケージ(8万5300円)を選べば、周囲を上から見たような映像で見ることができる360°ビュー・モニターと、ドライバーの眠気やわき見を検知するドライバー・モニタリングもプラスすることができる。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら