「怒らない子育て」を実践するちょっとしたコツ 記録をつければイライラの正体がわかる

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具体的にどういうことか?

「怒りは誰でもあり、必要な感情だが、怒らされているのではなく、自分で怒るかどうか決めているのだ」と話す幸子さん。あくまでも自分は子どもにイライラさせられているのだと納得できないでいるみちるさんに、幸子さんはある場面を想像させました。

それは、恭介くんがジュースをこぼしたときと、恭介くんのお友達がジュースをこぼしたときで、みちるさんの態度はどう変化するか、ということ。みちるさんは、恭介くんには不注意だと怒るけど、お友達には怒らない、と返事をします。つまり、幸子さんが言うように、みちるさんは、「怒るか怒らないか」を自分で決めているのです。

あなたの怒りも同じではないでしょうか? あなたも相手によって、意外と冷静に対応を考えているところはありませんか? 自分の子に怒鳴ったりたたいたりしてしまうのであれば、それはあなたが「自分の子どもなのだから怒鳴ってもいい、怒ってもいい、たたいてもいい」と許可をしているのです。

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