東大生の「ノートのとり方」が本質的で凄すぎた 300冊を調査した東大生が証言する3つのコツ
みなさんは、どのような目的でノートやメモをとっているでしょうか? 「書いたほうが覚えられそうだから」「後から見返して復習するために」など、いろいろな回答が考えられます。そしてそれはすべて正しいと思うのですが、東大生がノートやメモをとる目的は少しだけ特殊です。
「授業や読書などで得た情報を、後から自分で『再現』できるようにするため」
ノートやメモを見なくても、他の人に自分で説明できるようにするために、ノートをとっているのです。
例えば普通、ノートといえば先生が黒板に書いたことを丸写ししたり、本に書いてあった情報を整理して書いたりすると思います。しかし、それは「インプット」の手段でしかありません。情報を丸暗記する手段としてしか活用していないことになります。
東大生はそうではありません。ノートやメモを「アウトプット」の手段としても使うのです。
知識を吸収するのがインプットで、その知識で問題を解いたり、自分で知識を活用するのがアウトプットだと考えたときに、多くの人はインプットの手段としてしかノートを見ていません。
しかし、実はノートもメモも、アウトプットとして活用できるのです。つまり、授業や本の内容を自分1人で「再現」して、自分で後から誰かに「説明」できるようにするためのツールとして活用しているのです。
「再現」して「説明」する……これは、実は教育学的にもかなり効果が高いといわれています。以前の記事(東大生が教える「文章がスラスラ書ける」凄ワザ)で、僕はこれを「アウトプットのためのインプット」だとご紹介させていただきました。単に自分の理解や納得のために授業を聞いたり本を読んだりするのではなく、「後から誰かに説明するタイミングが来る!」という意識の中で話を聴いたり本を読んだりすると、格段に記憶に定着しやすく、成績も上がりやすいのです。
東大生は、「後から自分で再現するためのノート・メモ」を取ることで、この「アウトプットのためのインプット」を行っているのです。だからこそ記憶に残りやすく、成績も上がりやすいのです。
東大生がやっている3つの「ノート・メモ」テクニック
では具体的に、東大生はどうやって「後から自分で再現するためのノート・メモ」を取っているのでしょうか? これには3つの特徴があります。今回は、東大生の3つの「ノート・メモ」テクニックをご紹介したいと思います!
東大生は「言い換える」ノートやメモをとっています。この「言い換え」というのは、非常に本質的な行為です。
例えば東大生の授業のノートには、「この授業で先生が言いたかったのは、要するにどういうこと?」というのが一言でまとめられていたりします。また、本や論文の余白にも、段落や章ごとに「要するにこの段落・章では何が言いたかったのか?」がメモされていて、そのメモを見ていけばその文章の内容が大体理解できてしまう……そういう言葉を自分で作り上げているのです。
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