東海道新幹線、浜名湖に津波が来たらどうなる

在来線は浸水想定区間も…地震への備えは?

浜名湖の弁天島付近に架かる橋梁を渡る東海道新幹線。手前は東海道本線(筆者撮影)

東海地方や西日本の太平洋側を襲う南海トラフを震源とする巨大地震。30年以内の発生確率は70~80%とされている(地震調査研究推進本部)。最悪の場合、沿岸の広い地域で10mを超す大津波も想定されている。

そのとき、新幹線と東海道本線は大丈夫だろうか。

これまで「首都圏『大地震で大津波が来る駅』ランキング」(2018年5月31日付記事)、「横浜周辺『水没リスク』がある路線はここだ」(2018年7月19日付記事)で津波襲来が想定されている駅とその高さを示し、日頃の心構え、鉄道会社の対策を述べてきた。

今回は、南海トラフ巨大地震などを想定して東京―名古屋間の新幹線と東海道本線にスポットを当ててみたい(相模トラフ地震も含む)。

気がかりな浜名湖付近

多くの人が気になるのは、東海道新幹線が浜名湖を鉄橋で渡る弁天島付近(浜松―豊橋間)ではないだろうか。風向明媚な水辺景色が数秒間車窓に展開する。ここに大津波は襲来しないのだろうか。

浜名湖は太平洋に面していて、海に対して約200m口を開ける形でつながっている。今切口と呼ばれ、そこを通って湖と海とを船が行き来できる。車窓からも、今切口の上に架かる浜名大橋越しに太平洋が遠望できる。

東海道新幹線と並行する東海道本線の弁天島ー新居町間(筆者撮影)

浜名湖上の新幹線の橋梁は、水面から高さ10mに満たないだろう。この区間、並行している東海道本線弁天島駅の線路面海抜(標高)は6.0m(切符売り場に表示がある)。付近の新幹線の線路もそれとさほど変わらない。高さ10m以上と想定される津波が海岸に押し寄せたら新幹線の橋梁はどうなるのか。

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