絶好調のVW「ゴルフ」、ワゴンでも攻勢

販売目標は3倍増の年1万2000台

ゴルフヴァリアントはハイブリッドではなく、欧州で主流となっている小排気量のガソリン直噴ターボエンジンを採用した。

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直噴ターボエンジンを搭載

排気量1.2リットルの普及モデルの燃費は、ガソリン1リットル当たり21キロメートルと先代モデルより2キロメートル改善。排気量1.4リットルの上級モデルは、1リットル当たり19.5キロメートルと3.6キロメートル改善した。

「(加速など)ハイブリッド車の走りではもの足りないユーザーを取り込んでいきたい」と庄司社長は話す。価格は普及モデルが269万5000円で、上級モデルが322万5000円だ。

車選びで最も重要な項目の一つである安全装備も、時速30キロメートル以下で作動する自動ブレーキを全車に新たに搭載。上級モデルは前方の車との車間距離を自動調整しながら走行するアダプティブクルーズコントロールや、車線逸脱を検知し補正するレーンキープアシストの機能も標準装備されている。

主力車種に育成へ

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荷室の広さも重視した

庄司社長が掲げた「年1万2000台以上」という目標は、2012年に発売し大ヒットしている小型車「up!(アップ)」に並び、往年の定番「ビートル」を上回る規模。VW日本法人はゴルフ、アップに続く主力車種に育てたい考えだ。

ただし、2014年は消費増税のマイナス影響が懸念され、目標の達成は簡単ではない。

競合各社も黙ってはいないだろう。ゴルフヴァリアントと同じ直噴ターボエンジンのステーションワゴンでいえば、富士重工業(スバル)も、「レガシィツーリングワゴン」の後継となる新型「レヴォーグ」を2014年春に投入する予定。熱い戦いが繰り広げられそうだ。

(撮影:大澤 誠)

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