マック、2枚看板で"古きよき時代"よ再び 年明け早々、期間限定メニューを投入

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
画像を拡大
「ダイナー ダブルビーフ」(左)、「ダイナー ハニーマスタード」(右)、「クラシックフライ チーズ」(中央奥)

アメリカンヴィンテージは、1月から3月中旬まで3回に分け、ビーフとチキン2種類ずつ計6種類のハンバーガーを販売する。

並行して「クラシックフライ チーズ」という新たなサイドメニューも展開する。通常のマックフライポテトにチーズソースとベーコンフレーバーのトッピングをかけたもので、価格は単品で340~370円となる。

開発を手掛けたメニューマネジメント部の中山拓美・上席部長は、「(カサノバ社長が就任してから)新メニューのアイデアを考える機会が増え、スピード感をもってメニュー開発に取り組むように変わった」と語る。新社長の号令の下、今後も積極的な商品投入は続きそうだ。

客数減に歯止めはかかるか

2013年はマクドナルドにとって苦しい年だった。5、6月の2カ月を除き、この年は11月まで既存店売上高が前年同月比でマイナスという結果になった。12月19日には2013年12月期の業績予想を下方修正し、売上高は従来予想から50億円減の2600億円(前期比11.8%減)、経常利益は同95億円減の100億円(前期比57.9%減)に見直した。

下方修正の最大の要因は「売り上げの不振」(今村朗執行役員)。2013年1月は期間限定キャンペーンを実施しなかったこともあり、既存店の売上高が前年同月比17%のマイナスとなった。スタートダッシュにつまずいたところに、消費者がコンビニの中食などへシフトしていることなども重なり、売り上げ減少のモメンタムを変えることができなかった。

次ページ巻き返しに盲点はないのか
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事