夫の出張に「嫉妬する妻たち」のコンプレックス 「あなたは休めていいよね」に隠れたホンネ
「あなたは休めていいよね」
「宿泊出張の準備をしていたら『あなたは休めていいよね』と言われた」(45歳)
これを言われたら「出張は遊びじゃないんだよ、何言ってんだ!」と怒り出す男性もいそうですね。でも、これを言った妻の気持ち、私はわかります。そして、妻たちは口には出さないけど、みんなそう思っていると思います。
それに、私自身の個人的な経験を言えば、普段の生活よりも出張先のほうがちょっと楽。むしろ私の中では、大っぴらには言わないですが、出張はちょっとだけ楽しみだったりもします(行き先やスケジュール、日数、頻度にもよりますが)。
このことを、私の周りのワーママたちに話すと、みんな揃って「わかるわかる」という反応でした。むしろ「出張楽しいよね。夫や母に子供を頼んで行く手前、大きい声では言えないけど」というのが共通した見解。出張に行くということは、ある程度責任ある仕事をしているということであり、仕事自体は決して楽なものではないはず。なのにそう思うのは何故なのでしょうか。
私がママになってから初めて泊まりの出張に行ったのは、娘が4歳くらいのときだったと思います。行き先は鹿児島。朝イチからの打ち合わせだったので、前日にどうしても泊まらなければならず、1泊することにしました。