東京五輪ゴルフ会場で開催1年半前に残る不安

霞ヶ関カンツリー倶楽部・東コースが公開

3人とも感想を「言葉」にできる実績、経験があるので、コースの印象はよくわかったが、実際にオリンピックで世界のトップ選手がどうプレーしてくるかは、未知数だ。

10番ホールに並ぶ(左から)中嶋常幸氏、小林浩美氏、倉本昌弘氏(筆者撮影)

霞ヶ関CCといえば、2013年に東京オリンピックの会場に決定後、以前から検討していたコース改修を開始した。

しかし、東京都にある若洲ゴルフリンクスでの開催を要望する声や、メンバーに女性会員がいないことなどで話題になってきた。すでに開催に支障はなくなったが、大きな課題が2つ残っている。

「暑さ対策」と「選手・観客の輸送」の問題だ。続く第2部の東京2020組織委員会やコースの関係者も含めた記者会見で、質問が集中した。

暑さ対策の具体策が求められる

まず暑さ対策。2018年の猛暑の印象が強く、とくに埼玉県は猛暑に見舞われた。プレーする立場の3人は「オーソドックスに日陰を歩く、水を取る」(小林副委員長)、「選手に関してはもっと暑いところでもプレーしているので関係ないかな。問題は観客のほうは暑さに慣れていないこと」(倉本委員長)と話し、中嶋委員は「日本の繊維メーカーは優秀なので、ユニホーム、ウエアでプラスになるかな」と話した。

中村英正・東京2020組織委員会スポーツ局長は「暑さ対策は大きな課題の1つであり、ゴルフは注意しないといけない競技の1つ。対策案を5、6月ごろに示し、今年の夏のイベントで検証していく」と話したが、具体案はまだ出ていない。

観客の想定数は1日あたり2万~2万5000人といわれているが、まだ「未定」だという。それだけの観客が移動しながら涼をとれる日陰はないと思っていい。経口補水液を1本ずつ配布するという話もあったが、4日間で10万本、男女で20万本、その他関係者を入れると、何本必要なのか。ミストを使うという話もあったが、そのためには施設の準備やさらに資金も必要になるだろう。

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